知識量と親しみやすさを両輪に、
名前を呼ばれる
窓口担当という
存在でありたい。
People #03
高藤千裕
Chihiro Takato
窓口担当/群南支店
群馬県立高崎商業高等学校卒 2014年入組
情報ビジネス科に所属していた高校時代は、日商簿記2級や全商簿記1級などの資格取得のための勉強に力を注いだ日々。実際に目標を達成すると、これらの資格を生かした仕事に就きたいと思うようになったのです。また、子どものころから銀行の窓口でてきぱきと働く姿にあこがれもあり、金融機関で働くことがいつしか目標となっていきました。
現在の仕事と大切にしていること
相手の目を見ながら
笑顔ではっきりとした声で接客
入組後、高藤が命じられた仕事は、憧れていた窓口担当でした。窓口で対応するのは、主に預金の入出金、諸届の受付、相続手続きなど。新人時代は自分の接客に自信が持てず大きな声を出せなかったといいます。知識も増え接客に慣れた3、4年目頃からはそれも克服。現在は、明るい笑顔と、相手の目を見ながらはっきりした聞き取りやすい発声での対応を心がけています。特にコロナ禍以降はマスクや飛沫防止パーテーションのため、今まで以上に大きな声での接客が必要です。
そんな高藤にとって何よりもうれしいのは、お客さまに顔と名前を覚えていただけること。「窓口で『高藤さんいる?』と指名していただけることがあり、自分が目指してきた接客が間違っていなかったと思う瞬間ですね」と高藤は感じています。
自分を成長させてくれたこと
丁寧・正確・スピーディーな接客が
できるよう実力を磨く
「もともと人見知りで、緊張しやすいタイプ」と自己分析する高藤。いまでは、お客さまから「笑顔がいいね」などと声をかけてもらえることもあるといいます。こうした経験を経るうちに、誰とでも自然に話しができるようになり、会話を楽しむ余裕が生まれました。
信組を訪れるお客さまの層は幅広く、密なコミュニケーションを求める人がいる一方で、企業・商店の経営者のように多忙な人もいます。そのため、高藤はとにかく丁寧で正確かつスピーディーな対応も追及してきました。正確さと迅速さを両立させるには、豊富な知識と臨機応変な機動力が必要で、金融機関の窓口担当としての力量が試される場面です。
今後の自分のキャリアについて
融資を含め金融業務に関する
広範な知識を身につけたい
高藤は、もともと資格取得のためにコツコツと努力してきました。こうした地道な学びが苦にならないタイプ。金融業務について幅広く学んでいきたいとの思いを抱いています。例えば、窓口で融資に関する問い合わせを受けたときは、いままでは融資の担当者に回していましたが、お客さまの問いに応じて自分で答えられるようになれば、よりスピーディーな対応に結びつけられるはずです。「だから融資に関する知識も身につけ、幅広い知識を持つ窓口担当になりたい」と、高藤は意欲的に前を向いています。
必ず届く、前向きな思い
積極的、前向きな努力家として
顧客の支持を集める
群南支店の齊藤道雄支店長は、高藤について「業務に必要な知識・手順などを、誰に言われたわけでもないのに、使いやすいよう自分なりにファイリングして整理している。こうした地道で前向きな努力が、処理能力の高さにつながっていると思う」と評価。このように表面的なことだけでなく、各人の隠れた努力までよく見て評価してくれる上司の下、高藤は、窓口、セールス、出納、後方支援など、その全てに臨機応変に力を発揮し、さらに融資の知識を吸収することにも前向きです。
齊藤支店長から高藤へ
「お客さまとは何でも気軽に話せるような良い関係を構築している。高藤さんに会えるのを楽しみに来店する高齢者も多い。顧客との良好な関係性が窓口セールスにもつながっていくはず」
高藤から齊藤支店長へ
「入組以来、経験した店舗の中でも最も働きやすい職場だと感じています。支店長をはじめ職員の人柄など、明るい雰囲気でいっぱい。職場での何気ないコミュニケーションの中から、日々のエネルギーをもらっています」
ミュージカル・オーケストラ観賞で
感動体験
高藤は小学生時代から文房具のミニチュア収集を継続中。コツコツと頑張る高藤ならでは趣味だと言えるでしょう。一方、ミュージカルやオーケストラなどの舞台観賞にも熱中しています。以前は都内のコンサートホールや劇場に足を運んでいましたが、2019年にオープンした高崎芸術劇場でコンサートやミュージカルが上演されることが多く、気軽に楽しめるようになりました。