顧客にとって相談事があるときに
真っ先に顔を思い浮かべて
もらえるような営業となる。
People #01
佐藤亮太
Ryota Sato
営業担当／藤岡支店
群馬県立高崎商業高等学校卒 2018年入組
高校野球時代に学んだことは野球の技術そのものではなく、監督にいつも言われていた「可愛がられる人間になれ」「オーラのある人間になれ」「人に誇れる武器のある人間になれ」という志。ぐんまみらい信用組合を志望したのは、「堅実で安定した仕事がしたい」と思ったから。
現在の仕事と大切にしていること
真のコミュニケーション力を求めて
相手の言葉に神経を研ぎ澄ませる
入組後、内勤として経験を積み、２年目の夏から営業となりました。お客さまの事務所・自宅へ訪問し、融資の推進や保険商品などの販売を行います。
そこで心かげていることは、聞き役に徹し何でもよく聞くこと、そして何気ない会話の中からビジネスの種になるヒントを見逃さないこと。「例えば、子どもが大学受験を迎えるという話を聞いたら、合格発表日が近づいたら教育ローンを提案するなど、タイムリーな提案ができるよう、普段の会話にも注意深く臨んでいます」と佐藤。
コミュニケーション力とは、単に流れるような会話を行うことに留まらず、そこからどんな情報を手に入れ、いかに仕事に結びつけられるかということに左右されるのです。
自分を成長させてくれたこと
多種多様な取引先との交渉と経験が
自分を成長させてくれる
高校を出たばかりで、日常的に企業の経営者と交渉ができる仕事は希少と言えるでしょう。打ち合わせ時には緊張もするし、厳しいことを言われてしまうこともあります。
多種多様なお客さまとの会話を通じ、さまざまな業界の知識を吸収し、成長を実感。コロナ禍で厳しい経済状況にある中、融資や補助金について相談を受けたときは、相手のことを第一に考え、とにかく迅速な行動を最優先し、すぐに回答することを実践してきました。佐藤は、これを積み重ねることで、お客さまとの信頼関係がより強固なものとなっていくことを実感しています。
今後の自分のキャリアについて
自分のファンを増やして
仕事ができるような営業でありたい
20代前半の佐藤にとって、いまは将来のことよりも、日々の営業活動に全力を傾ける日々。「フレッシュで元気の良い」営業をアピールしつつ、さらに「信用組合ならではの地域密着、お客さまとの距離の近さを大切にした営業スタイルを確立したい」と佐藤は考えています。
具体的には、自分の担当エリア内だけでも実にさまざまな業種のお客さまが存在する。それらのお客さまたちを自分が起点となってネットワークできるような方向性を模索中です。「どの金融機関でも金利にほとんど差がない中、『佐藤だから』と言って取引していただける取引先を少しでも増やしていきたい」と佐藤は前を向いています。
クライアントとの思い出のエピソード
大失敗から始まった信頼関係
佐藤が19歳のとき、初めて営業担当となった取引先の一つが藤岡倉庫運輸でした。緊張のあまり初対面の柏木社長に「ここは何をやっている会社ですか？」と聞いてしまった佐藤に対し、「お前、何しに来たんだ」。「へこみましたが、自分の悪いところを指摘してくれたことがありがたかった」と反省しつつ、それからは事前のリサーチを欠かさず、失礼のない応対をしようと肝に銘じたのです。
それから３年、今では共通の趣味であるゴルフに一緒に行くことも。「初めて会ったときから、若く未熟だけれど人間性を感じたし、成長のスピードは速かった」と柏木社長。コロナ禍における融資や事業を拡大するための設備投資の案件など、いまでは信頼関係のもとに交渉を進める間柄です。
佐藤から柏木社長に
「３年間の取引の中で、情報感度の重要性や自分を厳しく律することの大切さを教えていただきました。これからは、ビジネスマッチングなどの案件も積極的に働き掛けられるようがんばりたい」
柏木社長から佐藤に
「当たり障りのない関係ではなく、『この人だったら、何でも相談できる』と思われるような営業を目指してほしい。佐藤さんは、どこに行っても堂々と営業できる人材に成長したと思うけれど、さらに自分から場の空気をリードしていければ面白いね」
野球部の仲間たちと目標を共有し、
より高みを目指す
野球部に所属しているため、春から秋にかけて週末の多くは練習か試合。ぐんまみらい信用組合の野球部は高校野球経験者が多く、休日のクラブ活動とはいえ、みな真剣かつ本格的に取り組んでいます。現在、群馬県野球連盟ではＢクラスに所属していますが、目標はＡクラス昇格です。メンバーはみな仲が良く、一緒にゴルフを楽しむこともあります。