for a Moment #03

顧客の経営や将来と寄り添い、
考えつくし道を拓く者

scroll

難度の高いスキーム。
お客さまのために何ができるかを原点に、
情報と知識を駆使して実現に向きあう

ランチタイムも終わりかけ、
いつものように顧客が経営する料理店に足を運ぶ。

にぎわい活気のある店内を見て安心する。

ランチも終わるころ、席にやってきた店主と会話。

そんな何気ない会話から、お店の状況や課題を探るのだ。

お店の運営が順調に見えても
経営者である以上、
資金繰りやコストダウンの追求など苦労は絶えない。

そんな顧客の課題を先回りして
解決策を提案するのが仕事でもある。

営業担当としてはもちろん
総合コンサルティング部に異動した今は
顧客に寄り添い、
課題に対する最適解の追求が至上の使命となっている。

課題解決の達人が目標

総合コンサルティング部 上席調査役
中央学院大学商学部商学科卒
2008年入組

角田 隼人

2023年で入組15年のキャリア。10年目頃は営業担当で、もっと業務の幅を広げたいと考えていた角田。その後、融資担当としてもう少し俯瞰的な立場から統括する立場となり、コロナ禍の資金繰りに力を注いだ。現在は総合コンサルティング部で、取引先の経営改善や事業承継などを中心にしたサポート業務に従事している。

Career
Flow

  • 2008年4月

    吉岡支店へ配属

  • 2008年8月

    原町支店へ異動

  • 2013年9月

    沼田支店へ異動

  • 2013年11月

    主任へ昇格

  • 2015年10月

    係長へ昇格

  • 2017年5月

    渋川中央営業部へ異動

  • 2019年4月

    代理へ昇格

  • 2020年4月

    課長へ昇格

  • 2021年4月

    融資部顧客支援グループへ異動
    上席調査役へ昇格

  • 2021年6月

    組織改編により総合コンサルティング部へ異動

  • 2021年10月

    REVIC出向

  • 2022年4月

    総合コンサルティング部へ

ふれあい

毎週1〜2回訪問する中から
生まれた関係

角田が中華料理店を経営する佐藤有さんの営業担当となったのは2017年。その2年前に新規開業したお店は軌道に乗りつつあった。佐藤さんの角田に対する第一印象は「真面目な人」。プライベートで自動車を趣味とする佐藤さんから自家用車購入に関する融資の相談を受けたことが距離を縮めるきっかけだった。「ランチの時間がそろそろ終わるころを見計らって昼食と打ち合わせを兼ねてお店に寄ることがルーティンでした。頻繁に通いましたね」と角田は振り返る。そんな日々が続き、仕事以外にもコミュニケーションを取るうちに角田は、佐藤さんの状況を知ることとなった。

寄り添い

顧客のリスクを減らすために
何かできるか

佐藤さんは2015年、中華料理店「有天楼」を渋川市内にオープン。そのとき必要となった資金は、日本政策金融公庫とぐんまみらい信用組合による融資からまかなわれた。リスクは、創業関連資金取り扱いとして経営に関与しない第三者の存在があったこと。佐藤さんのお店の業績が順調なのは幸いであるものの万が一のときに大きなリスクを伴うため、角田は「なんとかしたい。できるだけそのリスクを減らせるようにしたい」と考えた。まずは、日本政策金融公庫の融資条件を詳しく調べるところから着手した。

成し遂げる

情報収集力と
企画力の両輪が決め手

角田は、2か所に分かれている佐藤さんの借入先をぐんまみらい信用組合に一本化しようと考えた。一本化することで経営に関与しない第三者を解除してリスクを減らす。また、一本化すれば組合としても融資残高増につながり、双方にメリットが生まれる。成立させるためには他金融機関が提案する前にスピーディーに取り組まねばならない。また、できるだけ佐藤さんのメリットを明確にすることが必要だ。もともと好条件だった日本政策金融公庫融資条件を上回るため、一本化とともに返済期間を長くし、月々の返済額の低減を図るという条件を付けて、佐藤さんに提案した。

「業績は順調とはいえ、開業から日も浅く、毎日の営業に集中していて、借入金の分散によるリスクなど、頭では分かっていても自分から考え行動する余裕はありませんでした。そんなときに角田さんからタイムリーな提案をいただき、渡りに船という感じでお任せしました」

融資の一本化が実現したのは、2019年。経営に関与しない第三者の解除とともに、毎月の返済負担も軽減した。そして、翌年の年頭にはコロナ禍に見舞われた。「緊急事態宣言などもあり、当然、売上は減少しました。そのとき、月々の返済額が減少していたことに助けられました。改めて、角田さんの提案に感謝しています」

Now & Future

今、そして、みらい

専門知識をフル動員して顧客の課題を解決していく

角田にとって、佐藤さんの融資一本化案件は、情報の収集、そして顧客にとってのベネフィットの最大化、さらに競合金融機関への勝利など、顧客に密着しつつ、そこを取り巻く広範な事情をまとめ上げるという、さまざまな壁を突破する機会ともなった。金融マンとしてそれまでより一つ上のステージに立つこととなった角田。現在の総合コンサルティング部での仕事にも、このときの経験は生きている。

「佐藤さんに対して行った一本化案件は、他取引先に対しても水平展開できました。いまは、社内他部署と情報共有を密にしつつ、全体を俯瞰できるような視点からお客さまのため課題解決に全力を尽くしています。お客さまのために尽くすことが当組合の業績にも反映される。今後も信用組合としての存在意義を追求していきたい」

Message

角田から佐藤さんへ

「私からの提案を真剣に聞き、受け入れていただき感謝している。佐藤さんの料理はどれも美味しく、店はいつも繁盛していることがうれしい。現在は異動のため直接の担当ではないけれど、これからも見守っていきたい」

佐藤さんから角田へ

「角田さんは、何気ない会話の中から私の課題を掴み出して、経営的にもためになる提案をしてくれた。そのおかげで、日々の店舗運営に集中できている。これからもその力を地域のために注いでほしい」

応募はこちらから

お知らせや説明会情報なども掲載中!